MUKU-DATA  栃の瘤部分の丸太


昭和の時代ものと言われている栃の瘤の丸太が弊社へやってきた。
長く倉庫で保管されていた材のようだ。

栃の木は一枚板にした場合、意外と辺材部分の白太は虫に食われる事が少ないように思う。
樹皮と辺材付近には、皮を剥がすと虫の這った跡は残っているが
白太を多く食われている事はあまりない。
しかし過去の経験上、栃の瘤部分は長く保管していると
虫にやられてしまうことがある。
弊社に保管していた栃の瘤板も倉庫に保管中に虫に食われて木粉が出ていたことがあるし
長く保管されている栃瘤丸太は良く見ると小さな虫穴が開いている事が多かった。
今回縁あって弊社へ来たこの栃瘤丸太も同様に多くの虫穴、ピンホールがある。
これは結構深い部分まで虫が入っていそう。。
虫食い板の虫の食われ方の見え方で一定数の需要はあるが、
ピンホールとなると、美しい虫の痕・・は期待薄
機会をみて製材してみようとは思うが。。